古書に値段をつけるということ 古書買取なら大山堂書店 古書って骨董品に近い値段の付け方になるのです。 古書買取 古本見積 大山堂書店 ザッツニュース
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2014-01-29 大山堂書店
古書って骨董品に近い値段の付け方になるのです。
先日、夜にこんな電話がありました。
「おい、なんだよ。地方だから来られないのか?」
「いえ、お聞きした内容ですと伺うのが難しいかと…」
「いいじゃね~か。たくさん本があるんだから持ってってくれればいいんだよ」
(うちは廃棄業者じゃないんだけどな~)
なんて思っていても、酔った相手には伝わりません。
「うちの分野じゃないものがほとんどですし、状態が悪いのでは次の人に売れませんので」
「じゃ~どんな分野だったら持ってってくれるんだ?」
「哲学書や仏教書、心理学書など『こころ』を扱った分野です」
(何度も同じことを言っているんだけどな~)
「それじゃ~わかった。うちの本が全体でどれくらいになるのかだいたいでいいから教えてくれよ」
「あの~お伺いしなきゃダメってことでしょうか?」
「違うよ、この前メールに添付したような内容でいくらになるか知りたいんだよ」
古書買取の電話やメールで一番多いのは、
「こんな本を持っているんだけどいくらになるかな?」というものです。
売りたい人にとってみれば当たり前の質問なのですが、古書買取する側からしてみるとすぐには応えられないのが歯がゆいです。
ISBNナンバーやバーコードが付いていてブックOフさんのように相場が決まっている本を扱うならまだ楽に買取値段を出すことができるのですが、骨董価値があるようなレアブックはやはり手に取ってみて、経年感・書き込み等をみなければ値段がつけられないのです。
わかりやすく言い換えますと、骨董品(壺や掛け軸)を鑑定するのに電話だけでは無理だということです。
それに、たまにアジアの海賊版が混じっていることがありますから手に取らないとわからない部分があるわけです。
「だいたいでいいんだよ。いくらか教えてくれよ」
「いや~実際に見ないとわからないですね~」
「じゃ~いいよ!もう、お前のとこには頼なね~から!!ガチャ」
と、酔っぱらったべらんめぇ口調で電話を切られてしまいました。
***ちょっと愚痴っていいですか?***
どんな職業でも『値段を付ける』ということはとても大事なことです。
なぜなら、口に出したその値段が独り歩きして、価値の基準や相場になるからです。
「あそこの書店は○○万円って言ってたぜ」と他の書店で使われ、他の書店もまたそれが基準になりやすいのです。
そもそも『だいたいの値段』なんか古物なのですからつけられませんよ。
***もうちょっと愚痴ってもいいですか?***
お医者さんに身体を診察してもらうとお金を払います。弁護士に相談すると相談料を払います。絵画や茶器を鑑定すると鑑定料を払うわけです。
なのに、なぜ古書の鑑定は無料を求められるのでしょうか?
文化の後継に貢献していると自負している私たち古書籍商が、奴隷のごとく「値段をつけりゃいいんだよ!」と言われる筋合いはありません!!
見積もりがISBNですぐ出るブックOフにもっていくような古本ならまだしも、何十年、何百年と焼けずに朽ちずに残ってきた古書たちに失礼な値段をつけられるかっていうんだ!!
あ、
すみません。
つい、熱くなってしまいましたね。
私が言いたいのは古書鑑定料が欲しいというのではなく(ちょっと欲しい気持ちがありますが…笑)値段をつけるということがどんなことかということをもっと知ってもらいたいと思うわけなのです。
※当店のHPの「値段のつけ方」http://taizandou.com/e_nedan.html
「高くかってもらうには」http://taizandou.com/e_takaku.html
を一度ご覧になっていただきたいと思います。
これだけ真摯にあなたのお持ちの書籍の価値と向き合っていきたいと思っておりますので、古書を手放す際にはぜひご連絡ください。
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もし、売りたい本、買いたい本がございましたら
誠実・適正値段で古書買取をする大山堂書店にご連絡ください。
フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積・古書買取専用連絡先)
http://taizandou.com
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お客様が期待している値段との差が激しい時もあるからな~
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