古書市場について その1 古書買取なら大山堂書店 商品の流通は市場を通じて大胆に行われています。 古書買取 古本見積 大山堂書店 ザッツニュース
古書市場について その1 古書買取なら大山堂書店
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2013-12-12 大山堂書店
商品の流通は市場を通じて大胆に行われています。
野菜や魚に市場があるように、古書業界にも市場があります。
大山堂書店は神田神保町にある東京古書会館の市場に行っています。
東京都古書籍商業協同組合に加盟していなければ基本的に使用することができません。
洋書市や資料市など毎日、毎週入札会が行われているのです。そのため年間取引額は余裕で億を超えます。
市場に出されるほとんどの商品は、各書店で仕分けられて出品されるため、例えばうちで出品する場合は
「この商品は理工系が多いから●●書店が入札してくれるに違いない」など考えて出品しています。
市場は同業者間の取引ですが、同業の背中には数多くの見込み客リストが載っているようなもので
「この商品を落札すれば、倍以上の値段であのお客様に売ることができそうだ」という見込みを持って
いるから強気で買うことができるのです。
ひとたび偽物や怪しい商品が出ると広いようで狭い業界ですのであっという間に噂が伝播してしまいます。
先日、こんな古書買取現場がありました。(特定されるとまずいので多少変えてお伝えします)
「いよ~あんたが青木さんかい。こっちに倉庫があるから車でついてきてよ~」
レンタル倉庫に置いてあるってことはよっぽど入りきらなかったからなのか、あるいは本人のものではない可能性があります。
なぜなら、レンタル倉庫に入れるってことは「もうすぐに手に取って読まないことを覚悟している」から倉庫に入れることができるのです。
倉庫の中に入ると、倉庫の真ん中の大きなパイプ棚に本が乱積みされていて、上からビニールシートがかぶせられていました。
「親戚が亡くなったので俺が預かっているんだよ。色んなものが雑多にあるから今取り出してやるよ」
なぜ、このように雑多に積んであるのだろう?しかも書籍のジャンルがあまりに統一されていません。
掛け軸や古物まで一緒に棚に眠っているのです。もしかしたら掘り出し物があるかもしれない?
いえいえ、保管の仕方、ジャンル、値札がついたままの商品、そして、調子がよく喋り過ぎの男性のお客様。
これらを総合的に一瞬で判断すると限りなく【盗品】が紛れていることを疑わなければなりません。
そして、もし盗品が市場に流れたら・・・。
例えば、偽物の絵画や、盗品の陶芸品などを市場に流す骨董品屋さんが干されるように、古書店も信用第一なんですよね。
また、偽物や盗品を流通させなくする浄化作用を古書市場は持っているのだと思います。
次回も古書市場について少し書いてみたいと思います。
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怪しさを喝破できる大山堂書店にご連絡ください。
フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積・古書買取専用連絡先)
http://taizandou.com
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古書業界には古書会館という市場があります。
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