古書買取はギャンブル要素が高いです。
古書買取現場でよく感じることは「古書買取ってギャンブル要素が
高いな~」ということが挙げられます。
本を売りたいお客様は、例えば【古書買取】というキーワードで
検索し、そのリスト中から選ばなければなりません。
良いホームページだと思って、思い切って電話したところ
対応が横柄で嫌な思いをされるといった、古書買取以前の
「良いお店と出会うか出会えないかというギャンブル」から
スタートすることに面倒臭さを感じるお客様もいらっしゃいます。
お客様にとって、自分の古書が高く売れるか売れないかの
ギャンブル的な選択は時に物語を生むものです。
さて先日、こんなことがありました。
「本がいっぱいあって、古本見積もりをお願いしたいんだけど」
「はい、どのようなジャンル(分野)ですか?」
「歴史とか、趣味的な本が多いかな~。とにかく多いから
一度見にきて欲しいんだけど」
ジャンルが合わなかったり、さらに保存状態が悪かったりすると
遠方まで行くのは買取人にとってはギャンブルになります。
半日の移動時間と、高速料金、ガソリン代がかかるからです。
「地元の古書店にお願いしてみてはいかがでしょうか?
今、お聞きした限りですとブック○フさんなんかが
よろしいかと思いますが…。」
「私はブック○フが嫌いでね。私は昔、本郷の近くに住んで
いたから縁がありそうだ。あんたのところに決めたんだから
頼むよ。」
「はぁ~。それでは、お伺いします」
一度、専門家に見てもらいたいという希望はどの業種も
あるものですが、診断するというお医者さんの場合、
診断料をとることができます。(古書店は古本見積料を
とることがほとんどありません)
高速道路を使って2時間半。ようやくついて古書買取
現場にお邪魔しますと、雑多な古本で、僅か数分で
その価値が見切れてしまいました。
和綴じの本や浮世絵など古典籍がなく、ブック○フさん
向けの文庫や新書、趣味本ばかりです。
この時点で、古書店サイド(私)はギャンブルに負けた
ことになります。
「どうかね、この本なんかは良いだろう?これなんて
買ったときは高かったからな~」
「はぁ~」
古書を売る方が買って読んでいたご本人の場合の
買い取り現場は、愛着、執着があり過ぎてなかなか
先に進みません。ご本人がお話ししているうちに
ご本人の心の中では本への評価が最大限に
高まっていくのです。
「それじゃ、いくらくらいかな?自分の書斎を作る
改装工事をしてしまったから、なるべく早く売って
100万円を返したいんだよ」
「え、改装工事に100万円使ったのですか?」
「ああ、妻に怒られたけど、老後には絶対、
自分の書斎が欲しかったからね」
「あの~これらをどう見積もっても10分の1の
10万円いくかいかないかだと思っているのですが…」
「なんだか、めまいがしてきた・・・」
お客様はよろけて椅子に手をかけました。
お客様にとって、100万円のギャンブルを古書買取
現場に反映させていたのでした。
専門家の判断があり、お客様はギャンブルに負けた
と判断した途端、この負けをどのように次で取り返す
かを考えるためか、矢継ぎ早に対応策を聞かれました。
「ご自分でヤフオクやアマゾンで出品されるか
一度ブック○フさんに見積もりしてもらうのも
よろしいかと思います」
「おいおい、これから妻にどう説明しろって言うんだよ」
私の話など聴いておらず、ずっと、悩んでいるご様子で、
最後までお礼さえ言われることがありませんでした。
夕方になり混雑してきた高速道路上で、
『やはり古書買取現場は双方にとってギャンブルだな』
と実感したのでありました。
おしまい。
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古書買取をギャンブルにしないために、
あらかじめコミュニケーションをしっかりとって
から買取現場をお互いに作り上げましょう。
まずは、ご連絡下さい。
フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積・古書買取専用連絡先)
http://taizandou.com
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年末の大掃除の前に整理しておくと便利ですよ。
古本見積、古書買取をご希望の方は今すぐご連絡下さい。
古書買取現場のギャンブル性について
古書買取 古本見積もり
古書買取、古本見積もり に大切なこと
専門業者に古書見積もり、古書買取を依頼する時は、あらかじめコミュニケーションをしっかりとることが大切ですね。