面白い本に出会ったとき…
面白い本に出会ったとき、そこに書かれている世界観や内容にハマッてしまうということはありませんか。
たとえば、チョコレートの歴史について書かれた本を読んだとします。するとチョコレートの歴史を抜きにデパートのショウウインドウに並んだチョコレートを眺めることができなくなる…。あるいはバナナが絶滅するかもしれないというテーマの本を読めばバナナの未来のことを考えずにバナナを食べられなくなる…。そんな具合に、人間は大なり小なり情報からの影響を受けています。
読書の世界を開拓…
本との出会いの歴史は人それぞれでしょう。誰にでも読書遍歴のようなものがあると思います。
最初は好きなジャンルの本しか読めなかったのに、勧められたり偶然手にした本を読むうちに、知識のなかったジャンルの読書世界がいつの間にか開拓されていた…そんな経験ありませんか。
山はあるから登るといった人がいますが、作家と呼ばれる人たちもやはり読んだから書いているのではないでしょうか。山にしても本にしてもそれぞれの出会いがあり、作家と呼ばれる人たちは自分の書いた本との出会いを経験しているのかもしれません。
こんなこと、考えて良いのだろうか…とか、へぇー私と同じこと感じているのだな…といった感想にひたれた時など、本との出会いの醍醐味を感じているのだと思います。
読書あれこれ…
読書をするとやはりモチベーションがあがる気がします。読解力なり読書で得た収穫は思考回路にいつしか反映されていくのだと思います。
着古した服や食べ馴染んだ料理のように、咀嚼できた本も出来なかった本も自分のなかで読後感を思い返すと、本と戯れた時間が自分の豊かな経験のひとつになっているのではないでしょうか。
まるで自分が料理されるような、本にはそんなスリリングな魅力があるような気がします。
本との出会いについて
本 出会い