トクホコーラがトクホ市場を変える トクホコーラが中高年齢層にバカ売れ トクホ コーラ

トクホコーラが中高年齢層にバカ売れ

 今春、厚労省から「特定保健用食品」(トクホ)の認可を受けた初のコーラ系飲料が発売された。発売元の某大手飲料メーカーでは、「トクホコーラは年間100万ケースの販売目標の5割を、僅か2日間で達成しました。勝因はトクホの認定に尽きます」と解説。同メーカー今年の商品コンセプトは、「大人向け清涼飲料」。コーラというと、カロリーや糖質が高めで、かつ脂分の多い食べ物との相性が良いとされる。中高年層は、飲みたいけど健康に疑問なものは、と我慢してきた。それがトクホで一蹴された。

トクホコーラ認定の最大のポイント

 トクホコーラには、「難消化性デキストリン」なる植物繊維が配合されている。この代物が、トクホコーラ認定に当たっての最大のポイントとなった。この繊維は、食事の際に中高年層の敵“中性脂肪”などの吸収を抑え、中性脂肪の上昇を緩やかにするという効果が確認されている点がポイント。ちなみにトクホコーラの喉越しは、通常のコーラそのもの。

トクホコーラがトクホ市場を変える

 日本健康・栄養食品協会が2年ごとに行っているトクホ市場調査によると、2011年の市場規模は5175億円。09年の前回調査の5494億円より5・8%減少している。が協会側は、「トクホ認可の対象が、食品から相対的に値段の安い飲料にシフトしている点が主たる要因」と分析している。そしてこう付け加えた。「トクホコーラの出現は、トクホの主流を飲料にシフトしトクホ市場を変えるエポッポメイキングになる、と捉えています」

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