自分に合うビジネス書の選び方
書籍の発行数をご存知だろうか?
なんと、毎日約 200冊もの新刊が発行されている。
同じ本が200冊ではなく、200種類の新刊が発行されていることになる。
もちろん、書籍全般の数字なのでビジネス書はその数分の一になる。
しかし、膨大なビジネス書から、良いビジネス書を探し出すのは容易なことではない。
では、どのようにビジネス書を選べば良いのだろうか。
多読のススメ
ビジネス書を選ぶコツは、多読に限る。
なぜなら、ビジネス書の良し悪しは、読み手にも関係するからだ。
もちろん、ベストセラーになったビジネス書は、たくさんの人が良いと認めた良書なのだろう。
しかし、あくまでも読んで良し悪しを決めるのは、あなた自身なのだ。
そのため、どのビジネス書が自分に合うのかを見つけるまでは、たくさん読むしかない。
とはいえ、たくさんのビジネス書を読むとしても一冊を精読すれば、それなりの時間がかかってしまう。
ビジネス書は、ビジネス書特有の読み方があるのだ。
小説の読み方は、最初から順に読む。
しかし、ビジネス書を最初から読む必要はない。
ビジネス書は、小説と違ってあなたの必要なところだけを読めば良いのだ。
いってみれば、ビジネス書は駅スタンドの立ち食いソバのようなものだ。
客先訪問の合間にささっと済ますという点でよく似ている。
もちろん、あなたの気に入ったビジネス書が見つかったら、じっくりと精読してもよい。
多読のコツとしては次の通りだ。
1.目次を読む
2.必要な個所だけを読む
3.ためになった部分をメモる
とりわけ、読書メモは意外に重宝する。
多読すると、どの本にどんな内容が書かれていたか記憶があいまいになる。
そこで、後から読み返す時にメモが活用できるからだ。
あなたが気に入ったビジネス書が見つかれば、それがあなただけの良いビジネス書だ。
ビジネス書は借りずに買う
ビジネス書は、買ったほうが良い。
別に書店の回し者というわけではない。
図書館で借りるにしても配本から、書架に並ぶまでに時間がかかるからだ。
考え方を伝えるビジネス書であれば、長く読める。
一方、テクニックやノウハウ系のビジネス書はすぐに古くなってしてしまう。
だから、なるべく早く発売と同時に読むのが良い。
また、借りてきた本は、身銭を切ったわけではないから身につかないことも多い。
もちろん、買っても読まなければ意味がない。
そこで、ビジネス書は最新刊をなるべく早く読み、古書店で売ってしまおう。
最近の古書店は、新刊から1月以内であれば、比較的高額で買い取ってくれるからだ。
高額買取を目指すなら、早く読まなければならないから良いプレッシャーになるだろう。
考え方が書かれているビジネス書を先に選び、そのあとノウハウ系のビジネス書を選ぶのがお奨めの読書だ。
ビジネス書の選び方
ビジネス書 選