飲酒強要やイッキ飲みなどアルハラの問題を考える イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン アルハラ イッキ飲み

イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)という団体が、3月23日より「イッキ飲みアルハラ防止キャンペーン2012」を展開している。

アルコールハラスメント(アルハラ)とは飲酒やイッキ飲みの強要、酔ったうえでの迷惑行為などを指し、1980年代以降急速に問題視されはじめた。

つい最近も、北海道の小樽商科大のアメリカンフットボール部員らが花見で飲酒中に倒れ、9人が搬送うち1人は重体という事件があり、また、今年の東京都内の花見客のうち50人が急性アルコール中毒で救急搬送されているなど、飲酒の事故は絶えず、同キャンペーンサイトではお酒にまつわるトラブルや事故の体験談や報告を募っているようだ。

このイッキ飲み反対、アルハラ防止といった声に対しては、「酒なんて無理にでも飲まないと強くならない」「酒の席には酒の席のルールというものがあり、先輩や上司からの酒を断るべきではない」といった反論も未だに少なくないだろう。むしろ、そうした「嫌でも酒を飲まなければならない時があるのは当然」といった風潮の方がこれまで大勢を占めてきた。

しかし、好き嫌いというレベルではなく、身体的にアルコールを分解する機能が殆どない、いわゆる下戸が日本には約40パーセント存在するとも言われており、そういう人たちは「酒の席では酒を飲むべき」という風潮に苦しみ続けてきたわけだ。

昨今は、同性愛者にしろ、オタクという種類の人間にしろ、かつて世間的に日陰の身だったマイノリティが市民権を獲得しつつある。ましてや飲酒は生死や健康に関わる問題でもあるだけに、「酒が飲めない」もしくは「酒は飲みたくない」派が市民権を獲得する時代も近いのかも知れない。


イッキ飲みアルハラ防止キャンペーン2012
http://www.ask.or.jp/ikkialhara_campaign.html

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