哲学堂とは
中野区にある哲学堂公園は、明治39年に井上圓了博士によって創立されました。七十七の建造物の中で、聖徳太子を含む東洋の六賢人を祀った六賢台が有名です。
井上博士といえば、東洋大学の創立者。博士はこの公園を、哲学に由来する空間によって構成し、精神修養の場としました。
珍スポット 哲学堂に幽霊の噂?
井上博士は、物事の真理を明らかにするという観点から、妖怪や天狗、幽霊の研究にも熱心でした。「妖怪博士」と呼ばれていたくらいです。
ところでこの公園、実は幽霊が出る珍スポットとして噂の多い場所。入り口の哲理の門は、別名妖怪門と呼ばれ、門の両側には天狗と幽霊の像が鎮座しています。
それだけでも不気味ですが、門を通りますと、いわくつきの幽霊梅の存在がさらに怪しさを醸し出しているのです。
その名の通り、幽霊が出るという噂のある梅の木です。
幽霊梅の真相
井上博士が駒込に住んでいた時、博士の庭にあった梅の木に、幽霊が出るという騒ぎがありました。その梅を幽霊梅と名付けて、この哲学堂公園に移植したのです。
現在ある梅は、さらに植え替えたものなので、札には幽霊梅(跡)と書かれています。
しかし写真を撮ると幽霊が写るとか、夜に女の泣き声がするなど、今でも噂話は絶えません。
かつてこの土地は、源頼朝の重臣として知られる和田義盛の陣屋があったとの伝承もあります。武将の城跡には幽霊話が付きもの。もしかしたら、井上博士がこの地に哲学堂を創立した背景自体が、幽霊に関係しているのかもしれませんね。
幽霊の出る珍スポット!?哲学堂
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哲学堂で囁かれるウワサは、哲学堂創立者の妖怪博士のしわざだった!?
真相は謎のまま。今もウワサは流れ続けています。