平清盛の失敗とは?
2012年のNHK大河ドラマは「平清盛」。
ドラマの出演者など気になるところだが、本当に面白いのは、平清盛の時代背景なのだ。
ドラマの予習にピッタリの良書を紹介しよう。
「経営者・平清盛の失敗」である。
ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者として知られる山田真哉氏の新作である。
平清盛の経営者としての側面を公認会計士の視点で描いた本だ。
平清盛は歴史経済ミステリー!?
山田真哉が注目したのは次の点。
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清盛は稀にみる経営者としての天分・資質を備えていた。
では清盛は、歴史上の人物の誰に最も近いのか?
それは、坂本龍馬をおいて他にはいない。
武士の時代の最初と最後にこの二人が忽然と現れたことは、
日本にとってまさに奇跡と思えて仕方がない。
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大河ドラマ平清盛を楽しみながら、ビジネスの知識も自然に身につけられる一石二鳥の一冊になりそうだ。
●この本が解き明かす歴史経済ミステリー
1.「貿易で巨万の富を得た」という通説のカラクリ
2.日本の古代貨幣はどうして廃れてしまったのか
3.外国通貨の「宋銭」はなぜ当時の日本で普及した?
4.清盛の死後わずか4年で平家が滅亡した理由は
5.平家を滅ぼしたのは源氏ではない……誰だ?
経営者・平清盛の失敗
会計士が書いた歴史と経済の教科書
著者 山田真哉
発行所 講談社
本体価格 ¥1,300 + 税
発売日 2011-12-16
ページ数 224
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062174332/ref=cm_sw_r_tw_alp_0Gh4ob1WYFEMB
記事は敬称略
良書発掘隊
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大河ドラマ平清盛を面白く見る本について
大河ドラマ 平清盛